三菱自動車が7月30日に発表した2019年上半期(1-6月)の生産・販売実績によると、世界販売台数が前年同期比5.0%増の64万7422台となり、3期連続で前年を上回ったものの、在庫調整の影響でグローバル生産は前年割れとなった。

国内販売はフルモデルチェンジした軽乗用車eKシリーズやデリカD:5の販売が好調で同3.2%増と前年を上回った。海外販売では、ベトナムやタイでエクスパンダーの販売が好調に推移し、同5.2%増の58万9166台と、3期連続プラスとなった。

世界販売は伸びたものの、世界生産は同5.3%減の67万6606台と3期ぶりにマイナスとなった。国内生産はエクリプスクロスやRVRが低迷し、同6.5%減の31万0285台と落ち込んだ。海外生産は、中国がアウトランダー、RVRの在庫調整を実施していることから同21.9%減、タイも同8.3%減と低迷したことから同4.2%減の35万5898台と、3期ぶりに前年割れとなった。

輸出は北米向けエクリプスクロスが低調で同16.9%減の18万6346台と2期ぶりにマイナスとなった。