ZMPや東京空港交通など、7社は7月22日、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を活用して空港リムジンバスと自動運転タクシーを連携する都市交通インフラの実証実験を実施すると発表した。

空港リムジンバスと自動運転タクシーを連携するサービスは世界初の試みとなる。2019年11月から2週間にわたって取り組む。

実証実験は、東京都の事業である「自動運転技術を活用したビジネスモデル構築に関するプロジェクト」に基づくもの。ZMP、東京空港交通、東京シティ・エアターミナル(T-CAT)、日本交通、日の丸交通、三菱地所、JTBが参加する。

実証実験では、成田空港・羽田空港と東京シティエアターミナル(東京都中央区)を結ぶ空港リムジンバスと、自動運転タクシーを連携することで、両空港から丸の内エリアまでスムーズな移動サービスの提供を目指す。日の丸交通と日本交通が、東京シティエアターミナルから丸の内パークビルディングまでの約3kmを、ZMPが改造したミニバンタイプの自動運転タクシー2台を使って輸送する。JTBはMaaSの視点から空港リムジンバスと自動運転サービスを組み合わせた移動サービス商品を検証する。

空港リムジンバスと自動運転タクシーを連携したサービスによって、インバウンド観光客増加による輸送力不足や、タクシードライバー不足などの課題解決を視野に入れる。先進的な都市交通インフラの導入可能性を検証する。

実験参加者を9月頃、ウェブサイトで利用者を募集する予定。