アッピーパーキング

住友商事は、デジタル駐車事業を手がける英国のスタートアップのイエロー・ライン・パーキング(アッピーパーキング)に資本参加したと発表した。住友商事は北欧での駐車場事業を展開しており、資本参加することで、これら事業の高度化を図る。

アッピーパーキングは、行政、駐車場事業者、各種モビリティ事業者に、駐車に関する規制情報、稼働状況、決済プロセス、運営管理を包括的にデジタル化したデジタルパーキングプラットフォームを構築している。ライダー(レーザースキャナー)マッピングと独自のディープラーニング技術を活用した駐車規制情報を可視化し、自動運転時代を見据えた駐車場データソースの提供を目指している。

また、駐車スペースにIoTセンサーを組み込むことで、稼働状況の把握、従来型の駐車料金メーターやモバイル決済が不要な利便性の高い決済プロセスの提供、駐車規制や稼働率を管理するソフトウェアを提供し、駐車事業運営の高度化に寄与することをめざしている。

アッピーパーキングはすでに、英国国内の複数都市でサービスを開始しており、今後は欧州をはじめ、世界各国の都心部でのデジタルパーキングプラットフォームを展開する方針。住友商事は出資したアッピーパーキングの事業拡大を支援するとともに、グループで展開している駐車場事業の高度化を図る構え。