三菱自動車が6月27日に発表した2019年5月の生産・販売実績によると、世界販売がインドネシア、米国で低迷し、前年同月比0.5%減の10万1197台と、微減ながら25カ月ぶりにマイナスとなった。

ベトナムの「エクスパンダー」や、ドイツの「アウトランダーPHEV」の販売が好調だったものの、インドネシアの「エクスパンダー」や米国の「アウトランダースポーツ」(日本名=RVR)の販売が低迷した。海外販売は同2.1%減の9万3294台だった。国内販売は「デリカD:5」や軽自動車「eK」シリーズの販売が好調で同22.3%増の7948台と好調だった。

国内生産は同5.0%減の4万5851台と、4カ月連続マイナスだった。軽自動車のeKシリーズは好調だったものの、アクトランダーやエクリプスクロス、パジェロなどの輸出モデルが落ち込んだ。

海外生産は中国のアウトランダーが減少したのに加え、タイの「トライトン」の年式切り替えで生産調整したことから同20.8%減の5万5299台と大幅マイナスだった。

輸出は北米向け、欧州向けがともに半減して同32.6%減の2万1168台だった。