日産自動車が6月27日に発表した2019年5月の生産・輸出実績によると、グローバル販売が前年同月比5.4%減の43万5413台と、9カ月連続でマイナスとなった。

米国販売は同0.1%増の13万1983台とほぼ横ばいだったが、主力市場の中国販売がセダンを中心に販売が低迷して、同4.8%減の12万1895台と不振だった。ロシアを含む欧州も同11.8%減の4万5483台と低迷、国内販売もセレナの販売が落ち込み、同2.9%減の4万374台と前年を割り込んだ。

販売が全体的に苦戦している中、生産も低水準だ。国内生産は北米向け「ローグ」や「ローグスポーツ」の輸出が低調で、同18.6%減の6万932台と4カ月連続マイナスとなった。中国生産は「キャッシュカイ」が低迷し、同3.7%減の13万823台、英国生産もキャッシュカイの不振で同33.7%減の2万9011台と大幅に落ち込んだ。メキシコ生産は「セントラ」が不振で同1.8%減の6万1977台に落ち込んだ。

輸出は北米向け、欧州向けともに低迷そし、同28.6%減の2万6884台と、4カ月連続マイナスとなった。