ホンダが6月27日に発表した2019年5月の生産・販売実績によると、世界生産が前年同月比5.6%増の46万0163台となり、5月として過去最高となった。世界販売が中国や国内が好調で同6.7%増の45万台となったため。

国内生産は国内販売が伸びたことから、同18.2%増の7万6916台と2カ月連続で前年を上回った。北米生産は同6.2%増の17万796台と、5月として過去最高だった。中国生産は「CR-V」や「アコード」の販売が好調で同14.6%増の12万7833台と大幅に増えた。欧州はCR-Vの生産を終了したため、同49.4%減の6629台と半減した。

国内販売は軽自動車の「N-BOX」や「ベゼル」「フリード」などが伸びて同15.5%増の5万9641台となり、2カ月連続で前年を上回った。米国販売はアコードやCR-Vの販売が低迷し、同4.9%減の14万5000台だった。中国販売はアコード、CR-Vが好調で同37.5%増の13万6000台と大幅プラスとなった。タイやマレーシアも順調で、中国を含めたアジア販売は同19.7%増の19万8000台となり、5月として過去最高だった。

輸出は欧州向けCR-VやHR-Vが好調で同18.9%増の9861台だった。北米向けシビックの生産を段階的に現地にシフトしていることから北米向け輸出は同67.6%減の1617台だった。