マツダが6月27日発表した2019年5月の生産・販売実績によるとメキシコ、中国の生産が低迷し、海外生産が前年同月比41.9%減の3万3693台と大幅マイナスとなった。

メキシコの生産は「マツダ3」のモデルチェンジに伴ってのハッチバックの生産を取り止めた影響で同64.4%減の6666台と大幅減で5カ月連続マイナスとなった。新車販売が低迷している中国は同44.2%減の1万4664台と、7カ月連続マイナスとなった。

国内生産は「CX-5」や「マツダ3」が好調で同7.0%増の8万3327台と、2カ月連続で前年を上回った。グローバル生産台数は同13.8%減の11万7020台と7カ月連続のマイナス。

グローバル販売は国内や米国、中国が落ち込み、同12.9%減の12万805台と、9カ月連続マイナスとなった。国内販売は「デミオ」やCX-3、「CX-8」の販売が不振で同12.8%減の1万4133台と、3カ月連続マイナスとなった。

海外では、米国が「マツダ6」(日本名=アテンザ)の減少で同16.0%減の2万5192台と2ケタのマイナスとなった。中国は大きな商品改良を行っていないこともあって同29.0%減の1万7385台と、13カ月連続で前年を割り込んだ。欧州はCX-3やマツダ2(日本名=デミオ)が好調で同7.1%増の2万2283台と前年を上回った。

輸出は北米、欧州で増加し、同7.1%増の6万5019台と2カ月連続でプラスとなった。