スズキが6月27日に発表した5月の生産・販売実績によると、インドの生産台数が前年同月比17.4%減の15万2537台と、4カ月連続で前年を割り込んだ。インドは総選挙があり、モディ首相が経済政策を打ち出すとの観測から新車を買い控える動きが広がっており、スズキの5月のインド販売は同24.5%減の12万3250台と落ち込んでいる。

国内生産は輸出の減少で同3.0%減の7万3840台と、2カ月ぶりにマイナスとなった。海外生産もインドに加え、インドネシアも減少し、同19.7%減の18万8924台と4カ月連続で前年を下回った。世界生産は同15.6%減の26万2764台と4カ月連続マイナス。

グローバル販売はインドの不振で同16.2%減の24万6502台と、7カ月連続でマイナスとなった。国内販売は「クロスビー」や「イグニス」の販売が低迷して登録車販売が同4.1%減の9875台と、21カ月ぶりにマイナスとなったが、軽自動車の販売が堅調で、全体では同0.4%増とほぼ横ばいだった。海外販売は同20.0%減の19万2174台と、10カ月連続でマイナスとなった。

輸出は同26.5%減の1万4399台と、3カ月連続でマイナスとなった。