今年の夏、長年探していた本が復刊していた。アイルランドの哲学者ジョージ・バークリーの「人知原理論」だ。「誰もいない森で木が倒れたら、音はするのだろうか」という問いについて「音はしない」と結論付けているのがこの本だ。バークリーによれば、存在することとはすなわち知覚することらしい。逆に言えば、私たちが認知しないものは存在しないものということだ。認知は…
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今年の夏、長年探していた本が復刊していた。アイルランドの哲学者ジョージ・バークリーの「人知原理論」だ。「誰もいない森で木が倒れたら、音はするのだろうか」という問いについて「音はしない」と結論付けているのがこの本だ。バークリーによれば、存在することとはすなわち知覚することらしい。逆に言えば、私たちが認知しないものは存在しないものということだ。認知は…
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