先日、「万引き家族」を鑑賞した。この映画は第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞しており、海外からの評価も高い。日本映画の受賞は実に21年ぶりの快挙となった。ストーリーには虐待や犯罪、子どもの貧困や無戸籍といった現代社会で問題となっていることが散りばめられている。特に投げかけられているテーマは家族を定義する上で「血のつながり」の必要性だ。物…