東レは熱膨張性を付加した炭素繊維構造材も開発している

自動車部品業界で、炭素繊維材料の活用が広がっている。自動車軽量化のニーズに加え、成形性やコスト面でメリットがあるラージトウ繊維の供給体制が整い、量産車に軽量化材料として炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製部品を採用するハードルが下がっていることも背景にある。矢野経済研究所は、2025年に自動車向けCFRP部材の世界需要が15年比で約9倍に伸びる…