写真１　パナール・ルヴァッソール社の４馬力・１２０６ccのモデル（ミュンヘン　ドイツ博物館自動車分館にて）

◆国産車の源流戦前、戦後の国産自動車の開発の経緯を見ると、「欧米メーカーからの技術の導入または模倣の集大成」と言っても過言ではない。それはある意味当然のことで、日本独自の技術が評価されてきたのは２０世紀後半以降である。そうした自動車国産化の歴史を日欧の博物館の展示物から、紐づけてみたい。■フランス製乗用車が日本の自動車の幕開け現在、日本は自動車生…