信元会長兼社長

日系サプライヤーが、買収した海外拠点の不振で経営を圧迫されるケースが相次いでいる。曙ブレーキ工業は、北米事業の不振により財務体質が脆弱化したため、私的整理に踏み出した。取引金融機関に借入金元本返済の一時停止を求めた。そのきっかけになったのは、独ロバート・ボッシュから2009年に買収した北米のブレーキ事業だった。サプライヤーでは、日清紡ホールディン…