経済産業省は、企業や家庭に対する節電要請を今冬は見送る方針を決めた。今夏も要請を見送っているが、冬は東日本大震災後、初めてだ。節電が定着したことに加え、8月に四国電力伊方原発の3号機が再稼働し、供給力も増えた。供給余力の目安である予備率は最低限必要な3%を全国で確保できる見通しがついたことから、節電要請を見送ることにした。