アルミニウム部品の耐食性を高める表面処理としてアルマイト(陽極酸化処理)がある。多孔質皮膜のアルマイトは封孔処理が必要で、従来はセ氏80度以上の処理液に10分以上浸漬させて孔をふさぐ。今回、リチウムイオンを含む強アルカリ性処理液を用い、室温で約2分での封孔処理を実現した。処理液のpH(水素イオン指数)が異質な条件のため、封孔のメカニズムが明らかに…