ぶつからない技術を自動運転へ

スバル技術本部車両研究実験第4部の樋渡穣部長は自らを「最終兵器」と表現する。同部は先進安全運転支援システム「アイサイト」の開発を担当する部署だ。アイサイト生みの親である樋渡部長は55歳。本来は役職定年となるが昨年、請われて10年ぶりに同部を率いることになった。スバルらしい「アイサイト自動運転」を具現化するためだ。樋渡部長は1989年、車載用ステレ…