クラレは不安定な原油相場などを背景に、ヤシ殻を使用した植物由来のリチウムイオン電池(LiB)負極材用ハードカーボンの販売を強化する。資源が豊富な天然ヤシは石油系の材料と比べて価格の変動が少ないことを強みとし、電池メーカーに採用を促す。LiBの電圧制御技術の進化も、ハードカーボンの拡販に向けた好材料としていく。クラレは、クレハと2012年に合弁会社…