2016年の春闘がスタートし、部品メーカーでも労使交渉が始まった。トヨタグループなど大手の組合がいわゆるベースアップ(ベア)にあたる賃金改善3千円を要求した一方、ものづくり産業労働組合(JAM、組合員35万人)に加盟する中堅・中小部品メーカーは6千円を要求した。大手と中堅・中小の「格差是正」がテーマの今年は、中堅・中小がどこまでベアを積み上げられ…