自動車検査場での不正は2002年春にも社会問題になった。「東京陸運支局(当時)で、保安基準に合わないスモークフィルムを貼った車が車検に合格していた」との新聞報道がきっかけだ。国交省の内部調査で、同様の事例が中部や近畿でもあったことが判明。同省は同年6月「全国の不正検査台数は約990台、関与した職員は194人」との調査結果を公表し、200人以上の職…