ドイツ人のルドルフ・ディーゼル(1858~1913年)が発明した新型の内燃機関は、安価な軽油や重油を燃料とすることで当時、大きな注目を集めたという。圧縮熱で点火するため電気点火が不要なことも利点とされた◆のちに発明者の名をとって「ディーゼルエンジン」と呼ばれるこの内燃機関は、世界初のガソリン車をつくったカール・ベンツも試作に取り組んだ。そして世界…