今年末にパリで国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)が開催され、2020年以降の地球温暖化防止、温室効果ガス削減に向けた新しい枠組みを決める。1997年のCOP3で採択された初の枠組み(京都議定書)では当時、最大の排出国であった米国が離脱し、また中国が削減義務を負わないという骨抜き状態となり、その実効性が問われた。今回の枠組みでは中…