徳川家康の家臣団は結束が強かった。幼少の頃から有力大名に挟まれ、家康だけでなく家臣たちも苦労したから信頼関係が強固になり、それが天下をとる原動力にもなったとされている◆ただ、例外もある。家康の参謀として有名な本多正信は家康と対立したことがあり、和解して戻った後も周囲からは冷ややかな目で見られていたという。それでも実力で家康の信頼を勝ち取った。築城…