紆余曲折を経て、ようやく改正タクシー特措法の眼目である特定地域の指定作業が動き出した。大阪や横浜などの大都市や札幌、仙台、福岡といった地方都市が指定候補の29カ所に入ったが、業界の“モデル地区”ともいえる東京の4交通圏(特別区・武三地区と多摩の3地区)が外れた。当初の想定より大幅に対象地域が限定されたこともあって、業界の不満は大きい。「乗務員の収…