自由貿易を前提に、世界で事業を拡大してきた国内の自動車メーカーが岐路に立たされている。米トランプ政権の高関税政策や中国のレアアース(希土類)輸出制限など保護主義が台頭する中、グローバルで最適なサプライチェーン(供給網)を築いてきたこれまでの事業モデルが揺らぐ。欧米では電気自動車(EV)シフトが失速し、電動化投資の見直しも迫られている。各社の202…