初代トヨタ・カローラ、および初代日産サニーが相次ぎ発売された昭和41年(1966年)は後に「マイカー元年」と呼ばれるようになった。時を同じくして大手2社が投入した両モデルは折からのいざなぎ景気の波に乗り、見る見る間に大衆車の“代表選手”に成長し日本のモータリゼーションをけん引した。以来およそ50年、自動車は日本の社会に完全に組み込まれ、生活に溶け…