「国語教科書の闇」(川島幸希著)によると国語教科書で芥川龍之介の「羅生門」、夏目漱石の「こころ」、森鴎外の「舞姫」は“定番小説”なのだそうだ◆若者の読書離れが進んでも、「羅生門」や「こころ」を全く読んだ経験のない人のいない理由がここにある。同書では、いずれもが名作ではあるが、その内容が教科書にふさわしいのかどうかという検討はほとんどされていないと…