OEM調達に切り替えても軽はスバルにとって重要な戦略商品。ショールームの真ん中に飾られている

富士重工業は2012年2月末、軽商用車「サンバー」のラインオフを持って、半世紀以上続けてきた軽自動車の自社開発・生産を終了した。限りある経営資源を登録車に集中することにより、競争が激化する世界市場での生き残りに賭けた。これが奏功して12年度の連結決算は過去最高の業績、販売台数を記録し、勢いを見せる。ただ、軽を完全に切り離したわけではない。小坂井康…