○…今年2度目の木枯らしが吹いた翌朝、コンクリート塀にとまっているカマキリを見つけた。近づいても斧を掲げる元気もなく、時折首をかしげるだけである。卵の生み場所を探しあぐねているうちに、寒気に見舞われたものと見える。カマキリは冬の積雪を予想して、雪に埋もれない高さに、あの泡の塊のような卵を産み付けるという説があるが本当かどうか知らない。翌日、気温は…