江戸時代、「中間(ちゅうげん)」と呼ばれる職種、職業があった。武士である足軽と、主に単純な雑用をこなす小者との間に位置し、主家の警護や雑務に従事した。武士には含まれず、サラリーは安かったと言われる。武家側もコスト負担を考え期間を決めて雇用することも多かったという◆時代小説によく登場する「渡り中間」がこれに当たる。どちらかというと悪役で登場すること…