日本自動車工業会(自工会、片山正則会長)は15日、2週間後に開幕が迫った「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」のメインプログラムについて詳細を発表した。主催者展示「モビリティカルチャープログラム」は、戦後から現代までの各時代を象徴する車両や文化を紹介する「タイムスリップ・ガレージ」として展開する。トークステージイベント「未来モビリティ会議」では、自工会の片山正則会長をはじめ副会長7人が登壇し、愛車や思い入れのある車両について語り合う特別セッションを計画する。
同日、都内で会見した自工会モビリティショー委員会の貝原典也委員長(ホンダ副社長)は、タイムスリップ・ガレージについて「東京モーターショー時代からの1970年のレガシーを引き継いだモビショーだからこそ実現できる、モビリティの本質的な魅力にどっぷり浸(つ)かれる体験を届けたい」と語った。
出展社数は、9月10日の発表時(480社超)よりも増えて517社となる見通し。出展社数が過去最多となることについて、貝原委員長は「今回はカルチャーにフォーカスしたことで幅広く見られるようにしたことが奏功した」と説明した。