ステランティスジャパン(成田仁社長、東京都港区)は、プジョーの電気自動車(EV)のニューモデル「E―208GTi」を世界耐久選手権(WEC)の第7戦が行われた富士スピードウェイで国内初公開した。EV「e―208」をベースに、大幅な改良を施した。最高出力は280馬力へと倍増。最大トルクも345ニュートンメートルとし、時速100キロメートルまで5.7秒で加速するスポーツカーとして仕上げた。駆動用電池の容量は54キロワット時で、航続距離は350キロメートル(WLTPサイクル)。

 プジョーブランドのアラン・ファヴェCEOは、「現代のドライビングプレジャーの究極の表現であり、パフォーマンスと情熱、そしてフランスのカリスマ性を融合させた」とし、「新世代のドライバーを興奮させる準備ができている」と述べた。