日本自動車工業会(片山正則会長)が8月29日に発表した2025年上期(1~6月)の生産台数は前年同期比7.1%増の417万1653台となり、2年ぶりにプラスに転じた。乗用車、トラック、バスすべてが増加した。前年の認証不正に伴う生産停止の反動が大きい。乗用車は同6.1%増で、特に軽自動車が同22.6%増と大幅に増えた。
6月の生産台数は同5.0%増の72万6072台で2カ月ぶりに増加した。
同日発表した7月の輸出台数は前年同月比5.9%減の35万6290台で、3カ月ぶりのマイナス。アフリカを除くすべての地域で前年割れだった。最大仕向け地の北米は同2.5%減で、主にマツダや三菱自動車などが台数を落とした。米国は同8.6%減だった。欧州は同5.9%減。フランス(同27.5%減)やイタリア(同13.4%減)、ドイツ(同11.2%減)などが落ち込んだ。