重電大手のスイス・ABBは4日、米テスラの充電規格「NACS」と日本の「CHAdeMO(チャデモ」の双方に対応可能な電気自動車(EV)用急速充電器を日本で発売すると発表した。年内にも受注を始め、2026年の納品を予定する。

 NACS用とチャデモ用の充電口をそれぞれ用意した。最大出力はNACSの場合、150キロワット相当で、チャデモの場合は180キロワット。2台同時の充電も可能で、その場合は最大90キロワットとなる。9月中旬に千葉県で開かれる脱炭素関連のイベントで初披露する。国内で走るすべてのEVが充電できる利便性を武器に新車ディーラーや商業施設に売り込む。