電気自動車(EV)用の充電器を手掛けるベルエナジー(鈴木勝蔵社長、茨城県つくば市)は、電源車を用いた外部給電サービスを開始したと発表した。イベント会場などに出向き、EVへの急速充電などが行える。一般的な乗用EVであれば、30分間で100㌔㍍相当を走れる電力を供給できる。サービスは全国が対象で、電源車の回送も行うオペレーターも派遣する。料金は、派遣条件などによって異なるという。

 サービスに使う電源車は、日産自動車の「リーフ」をベースに開発した。多くの電力が出力できる三相交流方式の電源車も用意しており、建設現場や災害時の電源インフラとしての活用を想定している。