道内最大級の自動車イベント「札幌モビリティショー」が「ジャパンモビリティショー札幌」に改称し、2026年1月23~25日に大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)で開催することが決まった。車両展示に加え、半導体や航空宇宙など道内で集積が進む産業を紹介する展示を新設するなど、先端の技術が集まるイベントを目指す。
北海道や北海道新聞社などで組織する実行委員会が6月26日に初会合を開き、コンセプトや主な展示内容を決めた。10月に東京で開催される「ジャパンモビリティショー」や、その後の名古屋市、大阪市、福岡市で開かれる各地のショーとの連携を深める。
北海道ならではの特色ある展示を新設する。「北海道モビリティアカデミーエリア」は、半導体やGX(グリーントランスフォーメーション)などの道内で関心が高まる産業を紹介する。道内モビリティ業界との連携を図るとともに、学生が学べる場とすることで、モビリティ産業の人材育成につなげる。
アウトドアグッズやキャンピングカーの展示エリアも新設する。会場限定のスイーツを楽しめるカフェなどを用意し、幅広い層の集客に力を入れる。初会合で実行委員長の堀井友二北海道新聞社社長は「モビリティの楽しさ、ワクワクする未来を存分に体感できるショーにしたい」と述べた。
イベントは12年に「札幌モーターショー」として始まり、隔年で開催。22年はコロナ禍の影響で開催を見送った。24年に「札幌モビリティショー」に改称し、3日間で7万3920人が来場した。