日本企業の労働組合は、新年度が始まる直前の2、3月に賃上げなどをめぐって経営側と団体交渉することが一般的です。これが「春闘」で、半世紀以上の歴史があります。春闘は「春季生活闘争」「春季労使交渉」の略です。労働組合はピラミッド構造でもあり、自動車の場合、メーカーごとの労働組合(連合会)は自動車総連(金子晃浩会長)に加盟し、自動車総連は金属労協や日本…