加藤貴史(かとう・たかふみ)PwCコンサルティングシニアマネージャー

日本の半導体産業は1980年代に急成長し、90年代前半には世界市場の半数を占めていたが、日米半導体協定の締結や分業化の遅れによりシェアを落とした。現在は半導体製造装置や部素材が競争力を保っており、自動運転用途では海外製の先端半導体が多く採用されている。車載用半導体は車両システムを制御する電子制御ユニット(ECU)などの「デジタル半導体」、電気自動…