安値競争と一線を画すタイヤ技術にめどをつけた(昨年7月)

住友ゴム工業にとって10年越しの〝悲願〟がかなう。欧米やオセアニア地域における四輪車用「ダンロップ」ブランドの商標権を5億2600万㌦(約826億円)で米グッドイヤー・タイヤ&ラバーから取得する。安値競争と一線を画すタイヤ技術の確立にはめどをつけたが、この技術を世界展開する上で足りなかったのがブランド力だ。中韓勢が存在感を増す中、ギリギリのタイミ…