パイオニアとオランダの地図データ・位置情報技術大手のヒアは、二輪車向けの車載デバイスや位置情報サービスの開発で協業すると発表した。まずは二輪車市場の高成長が見込まれるアジア太平洋地域をターゲットに製品やサービスの共同開発を進め、2026年内の市場投入を目指す。
今回の協業ではパイオニアが二輪車用デバイスや人工知能(AI)を組み合わせたコネクテッドサービスなどの企画・開発などを担う。一方、ヒアは二輪車に特化した位置情報のデータ基盤に基づくサービス機能「LBS機能」の開発や、「パイオニアライドコネクトSDK」といったソフトウエア開発キットの企画や開発、保守などを支援する。
両社は電動を含む二輪車のほか、電動自転車や小型モビリティなどへの製品やサービスの展開も視野に入れる。
パイオニアは25年1月に米ラスベガスで開かれるデジタル見本市「CES2025」で製品や技術を初公開する予定だ。