カーメイトは、トヨタ自動車系のサブスクリプション(定額利用)サービスを手掛けるKINTO(キント、小寺信也社長、名古屋市中村区)の通販サイトの提携企業になったと発表した。同サイト上で、カーメイトが展開しているチャイルドシートのサブスクサービスの取り扱いを始めた。キントの契約者が持っているポイントを利用することもできる。カーメイトでは車両のサブスクを手掛けるキントと組むことで、自社サービスの認知拡大につなげる狙いだ。

 キントの「モビリティマーケット」で、カーメイトのサブスク「ベベ育」を契約できるようになった。サービスの期間は2年間で、すでに予約を開始しており、10月から利用できるという。

 対象となるシートは、上級モデルの「エールベベ・クルットRザ・ファースト2」。キントの契約者は自身のポイントを3カ月分のクーポンと交換して、利用料に充当できる。4カ月目以降は月額2800円(消費税込み)で、最長4年までの延長プランも用意した。

 キントの調査によると、車両のサブスク契約者の中で、子育てや出産がきっかけになったユーザーが多かったという。乳幼児向けのチャイルドシートを手掛けるカーメイトとしても、利用者を増やせる効果が高いと判断して、今回の提携に至った。