原材料やエネルギー価格高騰分の取引価格への転嫁は進んだが…

労務費を含んだ価格交渉を模索する動きがトヨタ自動車系部品メーカーの間で広がっている。原材料やエネルギー価格高騰分の転嫁が進み、部品各社の業績は堅調だ。一方で労務費分の転嫁は進んでおらず、物価上昇に伴う高水準な賃上げの原資は自助努力に委ねられている。トヨタが2月中旬以降に示す2024年4~9月期の価格改定要請でも、労務費の転嫁がどこまで進むかが焦点…