ヤマハ発動機は、小型低速電気自動車(EV)向けプラットフォームについて、2025年の実用化を目指す。複数企業と同プラットフォームを活用したモビリティの開発を進めている。今後さらに協業先を広げることで、実用化に結びつける考えだ。12日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕した「東京オートサロン2024」で同プラットフォームを活用し、既存の協業先と開発中のモビリティを初披露した。

同プラットフォームには、自社製のモーターを搭載。バッテリーには、ホンダの交換式電池「モバイルパワーパック」を活用する。担当者は「コントロールユニットは当社が担当する。ここが一番の強みになる」と話す。同プラットフォームは、用途に応じて、車体を連結したり、複数のバッテリーを搭載するなど仕様変更が可能だ。

同社は、東京オートサロンなどの展示会で協業先や活用方法のアイデアを探索して実用化を目指す。