代替調達により部品が確保できたため、「ノア」を生産するトヨタ車体の富士松工場などは稼働を再開する

トヨタ自動車は10月20日、仕入れ先の工場事故に伴う国内工場の稼働停止について、23日も一部で停止期間を延長すると発表した。稼働停止が続くのは6工場8ライン。調達が滞っているシャシばねの生産が一部で回復し、4工場5ラインで生産を再開する。

23日に稼働を停止するのは、高岡工場(愛知県豊田市)第2ライン、トヨタ車体の吉原工場(同)、いなべ工場(三重県いなべ市)など。20日は8工場13ラインを止めていたが、代替調達などで一部工場の部品調達が回復し、「カローラ」などを生産する高岡工場第1ライン、「ノア」などを生産するトヨタ車体の富士松工場(同刈谷市)、トヨタ自動車東日本の2工場で稼働を再開する。

爆発事故が発生した中央発條の藤岡工場(同豊田市)では生産を停止していた2ラインの内、被災していない1ラインでの生産を再開。また、海外でのバックアップ生産に加え、碧南工場(同碧南市)や海外のグループ会社などでも生産できるように準備している。