19日は代替え調達により「カローラ」などを生産する堤工場(愛知県豊田市)第2ラインの稼働を再開する

トヨタ自動車は、仕入れ先の工場事故の影響で国内工場の稼働を止めている問題で、10月19、20日も一部の工場で生産を停止する。代替え調達に取り組むがすべての部品をまかなえず、19日は6工場10ライン、20日は8工場13ラインで生産を止める。

中央発條の藤岡工場(愛知県豊田市)で16日に爆発事故が発生し、同工場で生産するシャシばねの供給が滞っている。18日は7工場11ラインが止まったが、19日は一部で代替え調達を実施し「カローラ」などを生産する堤工場(愛知県豊田市)第2ラインの稼働を再開。残りの6工場10ラインは引き続き生産停止が続く。

一方、20日は「アクア」や「ヤリス」を生産するトヨタ自動車東日本の岩手工場(岩手県金ケ崎町)の第1、2ラインと、「シエンタ」などを生産する宮城大衡工場(宮城県大衡村)を停止し、計8工場13ラインで稼働を取りやめる。