点火プラグでは世界最大手の日本特殊陶業

電動車シフトが進むなか、日本特殊陶業が〝逆張り経営〟に出ている。世界シェア首位の点火プラグで、デンソーから同事業を譲り受ける協議に入った。独禁当局などの審査を経て譲渡が決まった場合、世界規模で点火プラグの生産・販売体制を最適化し、収益体質の強化と供給責任の両立を目指す。稼いだ「残存者利益」は、非内燃機関事業へとポートフォリオを転換する原資に充てる…