EV時代を見据えたケイレツサプライヤーの見直しが見込まれ、内燃機関系などの部品を主力とするサプライヤーも将来への対応に乗り出している

今から約35年前、米国人投資家で、現在で言うところのアクティビストだった故ブーン・ピケンズ氏がトヨタ自動車系部品メーカーの小糸製作所の株式を取得して筆頭株主となった。ピケンズ氏は収益力向上のため、トヨタとの株の持ち合いを解消して〝ケイレツ〟(系列)から離脱することや、新しい取締役を選任するよう求めた。しかし、ピケンズ氏が小糸の株式を高値で買い取る…