スカイドライブ(福澤知浩CEO、愛知県豊田市)は、航空宇宙大手の仏タレスから「空飛ぶクルマ」でパイロットによる揚力や機体姿勢などの制御を支援する「フライトコントロールシステム」を調達すると発表した。今回の契約によってスカイドライブは現在開発中の空飛ぶクルマ「SD―05型機」に、タレスが電動垂直離着陸機(eVTOL)で使用する制御システム「FlytRise(フライトライズ)」を搭載する予定だ。

 タレスは防衛や航空宇宙などの国際的な事業リーダーで、68カ国に約7万7千人の従業員を持つ。航空機分野では、これまでに1万2千機以上の機体にフライトコントロールシステムなどを提供してきた。