日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)がまとめた2022年の国内自動車生産台数は前年比0.1%減の783万5519台と4年連続の前年割れだった。トラックは同2.6%増、バスも同14.9%増だったが、乗用車が同0.8%減と前年を下回った。21年に比べ落ち込み幅は縮小したが、半導体不足による生産制約の影響が続く。12月単月は69万9027台(前年同月比1.6%減)で5カ月ぶりに前年を下回った。

 また、1月の四輪車輸出台数は同4.9%減の25万6178台で、2カ月連続の前年割れだった。

 仕向け地別では、北米が9万801台(前年同月比18.0%減)、アジアが3万2388台(同18.6%減)、大洋州が2万9944台(同13.8%減)とそれぞれ落ち込んだが、欧州は4万6394台(同21.4%増)、中近東も3万894台(同46.4%増)と伸びた。