東京オートサロン事務局は12日、マレーシアの首都クアラルンプールで「東京オートサロン」を6月に開催すると発表した。同国での開催は初めて。世界最大級のカスタム車の祭典として知られる東京オートサロンは現在、タイでも実施している。海外展開の強化により、グローバルで市販用品の市場拡大につなげる狙いだ。

 マレーシアでは「東京オートサロン・クアラルンプール2023」の名称で、6月9~11日に、マレーシア国際貿易展示場で行う。開催時間は午前10時から午後10時までの予定。主催は音楽やスポーツのイベントなどを手掛ける代理店のMUSEグループで、「パンデミックで打撃を受けた自動車アフターマーケット業界の活性化に少しでも貢献したい」としている。

 東京オートサロン事務局によると、マレーシアの1人当たりの四輪車の所有率は高く、アフターマーケット関連の市場規模は25年までに約68億ドル(8900億円)の規模になると予想されているという。