三菱ふそうトラック・バスは、サウジアラビアで小型トラックのノックダウン(KD)生産を始めた。現地の販売会社が運営する工場に川崎製作所から部品を輸出し「キャンター」を組み立てる。

 現地販社のジュファリ・コマーシャル・ビークルズがメルセデス・ベンツブランドのトラックを生産している工場で、三菱ふそう製のトラックをKD生産する。サウジでは経済成長に伴って自動車市場が拡大している。これまでは日本やインドから完成車を輸出していたが、今後の需要拡大をにらんで現地生産に切り替える。